
ちょっとだけおなかがすいたとき、「お店で食べるほどではないけどコンビニに行くよりはしっかり食べたい」というときはありませんか?今回はそんなときに思い出したいテイクアウト飲食にオススメな公園を紹介します。
荻窪駅周辺のおすすめテイクアウトスポット| 桃井原っぱ公園

まず紹介したいのは駅から北西1kmのところにある「桃井原っぱ公園」です。工場跡地が再利用された土地で、バスに乗れば10分ほどで行くことができます。ここは名前の通り大きな原っぱのある公園で、広大な景色の開放感は抜群です!休日に家族でキャンプに来たかのような開放感を味わえます。
平らな原っぱが広がっているのには理由があり、災害時に救助用ヘリコプターが離着陸するためでもあるのです。そのため、よく整備されているのがわかります。また、要所要所にベンチがあるので食事や休憩にもピッタリ!どこか施設の中で食べるよりも断然景色がいいので、知らぬ間に食欲もアップしているかもしれません(笑)ダイエット中の方は少しだけ注意しておきましょう。
桃井原っぱ公園は年中無休で常時開放、公衆トイレも完備されています。また、防災用に100トンもの地下貯水槽があったり、防災用の倉庫があったりとまちの安全を陰ながら支えています。訪れた際には身近な防災対策について考えてみるのもいいかもしれません。家に帰る前に防災グッズも揃えちゃいましょう。ちなみに、園内には「ロケット発祥之地」と刻まれた石碑があります。これはかつて工場の敷地だったこの場所で、初めての国産ロケットとされるペンシルロケットが開発されたことを記念しているものです。最初は何気ない公園に見えるのですが、知られざるヒミツが詰まったスポットです。見つけたら友達に自慢しちゃいましょう。
荻窪駅周辺おすすめめテイクアウトスポット| 天沼弁天池公園

次に紹介するのは、荻窪駅から北に400mほど歩いたところにある「天沼弁天池公園」です。かつて園内にあった池の名前を冠している公園で、南側の入口は昔から大きな屋敷に生えているような木々と門が出迎えています。ですが誰でも気軽に利用することができ、池沿いにあるベンチに座れればまるで日本庭園を眺めているかのような穏やかな景色が出迎えてくれます。駅からも近いので、癒しが欲しいタイミングにはすぐ訪れましょう。
園内には杉並区立郷土博物館の分館があり、地域の歴史を知ることができる貴重な資料が展示されているほか、子ども用の図書コーナーもあり気軽な訪問にもオススメです。季節によってさまざまな企画展も行われているので、訪問前にチェックしておくと良いでしょう。観覧料は無料ですが、月曜日や毎月第3木曜日、年末年始は休館しています。また、利用可能な時間は午前9時から午後5時となっています。
ここは緑が豊富なので、駅に近い住宅街でありながらパーソナルなスペースを確保することができます。子ども向けの遊具や公衆トイレもあり、地域住民に親しまれていることがよくわかる公園です。展示資料を見ておけば友達との会話のきっかけもゲットできますね!ちょっとだけ歴史通ぶることができるので食事ついでに優越感もいただきます。まさに一石二鳥の優良スポットです。弁天様に感謝しましょう。天沼弁天池公園は常時開放されていて、入園も無料です。
荻窪駅周辺のおすすめテイクアウトスポット| 松渓公園

最後に紹介するのは、駅から南に1kmほどのところにある「松渓(しょうけい)公園」です。道中にもいくつか同規模の公園がありますが、ここは少し台地状になっていることや、木々が多いことなどから周辺にある公園よりも視線やまちの風景が気になりません。ゆっくりと自分の時間を過ごすことができます。ちなみに台地上になっているのは、地下に縄文時代の遺跡を保存しているからなんだそうです!
その歴史を知ってか知らずか、園内は大きな木々に囲まれています。見上げるほど大きなケヤキを見渡せば、その重ねてきた歴史の長さを感じずにはいられません。眠れる考古学者が目を覚ます可能性も秘めていますね。また、周辺には小学校もあるので未来のスターの英気を養う隠れたパワースポットなのかもしれません。世間が情報をつかむ前に抑えておきましょう。
これまで紹介してきた上2つの公園よりは若干狭い敷地ではありますが、ベンチもしっかりありますし癒し度は随一です。ここまで歩いてくる価値も十分にあるでしょう。中央にある円形広場をはじめとして園内は歩きやすい通路が整備されているので、休憩も兼ねてゆったりと散歩するのもオススメです。壮大な歴史ロマンに耳を傾けながら、いつもとは違う大人なランチタイムを過ごしてみるのはいかがでしょうか。その日の夕食やこの後の商談前に、今までの自分にはなかったアイディアがひらめきそうな、ちょっとノスタルジックな空間です。
荻窪駅であなただけのテイクアウトスポットを探してみてください!

公園には「何気ない日常」があります。誰のものでもあって、誰のものでもない自由が整備されているのです。公共のスペースとして与えられているわけですから使わない手はありません。ですがトイレや遊具などに目が行きがちで、意外にも「休む」という本来の要素を私たちは忘れかけているのかもしれません。だからこそ気軽に、手軽に訪れてみてください。知っているようで知らなかった公園の魅力を知ることになるでしょう。
食べるものにたくさんの選択肢があるように、食べる場所にもたくさんの選択肢があると私は思います。それは目の前に見えるお店だけではなく、自分で探してもいいですしこうやって紹介されている場所を調べることもあってしかるべきです。もちろん場所による良しあしはあるので、これを見ている皆さんが自分自身に一番あった場所を見つけていただければ幸いです。
場所が増えてくると、日常や食事の楽しさは無限大に増えていきます。遊びに行く場所をたくさん考えるように、「今日どこに行こうかな」と考えてみてください。そこで食事している自分の姿を重ね合わせれば素敵な寄り道の始まりです。新しい町で駄菓子屋を探すような気分で、好奇心を普段の景色に降り注いでみてください。味気ないサラダも、ドレッシングを加えるだけで絶品のサイドメニューに進化します。皆さんのランチタイムのためにヘルシーな情報をお届けしました。次はあなたの町の公園でお会いしましょう。